RNA融合遺伝子標準サンプル

Pan-Cancer 6-Fusion Panel標準サンプルは、NGS Seq、RT-PCR、およびRT-ddPCR品質・精度管理をサポートします。

がん診断における融合遺伝子解析の重要性

融合遺伝子は、様々な種類のがんで確認されています。

  • ALK、RET、およびROS1融合遺伝子は約8%の非小細胞肺がんの患者で確認されています。
  • RET融合遺伝子は、甲状腺がんの 10 ~ 20% で確認されています。
  • NTRK融合遺伝子は、様々な成人および小児がんに関与しています。

キナーゼ関連融合遺伝子は、キナーゼ阻害剤によるがん治療の効果が期待できるバイオマーカーと考えられています。そのため、特定の融合RNAを確実に検出および同定することが非常に重要とされています。

100%細胞株由来のRNA融合遺伝子標準サンプルは、堅牢な品質・精度管理とワークフローのバリデーションをサポートします。

  • NGS-RNA Seqを用いたがん遺伝子パネル解析、およびRT-PCR、RT-ddPCRアッセイの性能評価
  • 測定前のRNA抽出から融合遺伝子解析までのワークフローの品質・精度の評価
  • 新しいターゲットRNAパネル検査の最適化およびバリデーションや、ルーチン検査の精度管理
  • プラットフォーム、検査室/研究室、オペレーター、およびアッセイ間の検査結果の変動性と再現性の評価
  • RNA抽出から解析まで、臨床ワークフローの品質・精度の確保
RNA融合遺伝子標準サンプルの用途
  • 新しいがん診断アッセイの開発に
  • アッセイ性能およびデータ解析のルーチン検査の品質・精度管理
  • 検査室の外部精度管理(EQA: external quality assessment)や技能試験(proficiency testing)
Utilize NGS controls to calibrate your assays
  • 臨床試験の被験者選択基準判定の精度の向上
  • がんの早期発見検査法の開発
  • 治療効果の評価