CRISPRa application note
ゲノムワイドなCRISPR遺伝子転写活性化による転写アップレギュレーションスクリーニング
ヒト全ゲノムを対象としているCRISPRaプラットフォームは、遺伝子転写活性化に関連した応答を研究するために内在性のコンテキストで遺伝子発現を増幅し、治療薬の候補となるCRISPRi機能喪失スクリーニングで同定された遺伝子と相補的な耐性遺伝子を効果的に同定することができます。CRISPRスクリーニングに十分に経験を持つサイエンティストによって最適化され、実行されているCRISPRガイドシステムの精度を備えた機能獲得スクリーニングをぜひご活用ください。
CRISPR遺伝子転写活性化(CRISPRa)スクリーニングにより遺伝子の機能獲得を研究することで、創薬・開発プログラムへの応用の可能性を広げることができます。触媒活性を持たずにDNAに結合する能力を保持するdead Cas9(dCas9)を利用することで、遺伝子発現の転写調節が可能となり、高精度で高感度な機能獲得スクリーニングが実現できます。
CRISPRiスクリーニングと組み合わせることで、CRISPRaスクリーニングは、目的の薬剤の存在下で活性化または阻害されたときに相反する効果を示す「スイッチ」のような遺伝子を明らかにすることができ、曖昧さのない標的発見ができる可能性があります。
私たちのCRISPR遺伝子転写活性化スクリーニングプラットフォームは、業界をリードする高度に洗練されたCRISPR KOスクリーニングプラットフォームに基づいています。このCRISPRaスクリーニングプラットフォームは、10年以上にわたって社内の最先端の専門スタッフと共に最適化されてきたもので、お客様のニーズに的確に適合する柔軟性を備えた堅牢なスクリーニング・ソリューションをご提供します。以下のような受託サービスをご相談いただけます。
CRISPRaスクリーニングの納品物:
CRISPRaケーススタディーデータ
各遺伝子のlog2-fold濃縮と関連するp値を示すCRISPRaベムラフェニブスクリーニング解析のデータ。ハイライトされたヒットは、旧世代のライブラリーを用いたCRISPRaスクリーニングによって以前に同定され、検証済み((Konermann et al., 2015)。
ゲノムワイドなCRISPR遺伝子転写活性化による転写アップレギュレーションスクリーニング