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2D OncoSignature™ Long-Termアッセイ細胞パネルスクリーニングサービスでは、お客様の化合物・バイオ医薬品(単剤・併用)の10日間長期培養でのプロファイリングを実施します。

遅効性の化合物・薬剤のご研究において、長期間の細胞パネルスクリーニング実施で薬剤の有効性確認や標準アッセイで見逃されがちな貴重な知見が得られます。当社のLong-Termアッセイサービスは当社スクリーニングチームによって入念に設計されており、厳格なプロジェクト管理のもとでばらつきリスクを最小限に抑え、迅速な納期で信頼性の高いプロジェクト結果をご提供します。

 

OncoSignature™ Long-Termアッセイ

当社のLong-Termアッセイは、多様かつ臨床関連性のある細胞パネル、またはフォーカスされた特定のがん種特異的な細胞パネルに対する10日間培養のスクリーニングを可能にします。遅効性の薬剤やエピジェネティクス創薬ターゲット用に特化した全面的に最適化したプラットフォームで、お客様保有の薬剤に対するアッセイを行い候補薬剤の同定を支援します。

Key advantages:

  • 全自動ハイスループットスクリーニングプラットフォーム
  • 継続的なスクリーニングサイクル、フレキシブルなオンボーディング、および化合物のご提出
  • リーズナブルな納期:248の細胞株では5か月
  • 専任のプロジェクトマネージャー、シンプルなプロジェクト開始、定期的なプロジェクト進捗報告、中間データの共有
  • 詳細な最終報告書、生データファイル、当社独自のChalice™ソフトウェアのご提供
  • 高品質なデータ分析、確かな信頼性と再現性
    Oncosignature Long-Term Assay (LTA): cell panel screening of slower-acting therapeutics
    Oncosignature Long-Term Assay (LTA): cell panel screening of slower-acting therapeutics
    遅効性阻害剤クラス(PARPおよびEZH2阻害剤)は、6日間の標準アッセイと比較し10日間のLTAでより大きな薬剤反応をしました(矢印のようにX軸に沿って右側にシフト)。一方、速効性薬剤(WEE1i)の応答は6日間の標準アッセイのそれに類似していました。(Y=X線上に分布する点は、6日間データと10日間データの応答が同等であることを示しています)。特にOlaparibの最大反応から細胞毒性反応(増殖阻害が100%以上)がこの長期間アッセイでのみ顕著でした(下段)。
Long-Termアッセイとは?

がん細胞株に対する特定薬剤の持続効果の研究のために、Long-Termアッセイは長期間(10日間)にわたって実施できるよう設計されました。このアッセイは薬効獲得に長時間の暴露を必要とする遅効性薬剤によるエピジェネティクス分野のターゲット分子に取り組む場合に特に有用です。エピジェネティクス創薬ターゲットに対して、がん細胞株のパネル全体のDNAメチル化パターンに対する化合物の影響や特定がん種のヒストン修飾パターンに対する影響を調べるためにLong-Termアッセイが活用されます。Long-Termアッセイから得られたデータは、薬剤の作用機序に関する重要な知見を提供しがん治療に対するターゲット候補分子の同定を支援します。

創薬にLong-Termアッセイを活用する理由は?

エピジェネティクスは新たな創薬分野における新規治療ターゲット発見機会を創出するがん研究の重要分野です。エピジェネティクス薬剤は細胞アッセイを用いて一般的に研究が行われ、薬効確認には長期間のリードアウトの測定ポイントが必要です。従来の3~6日間のアッセイウィンドウでは、細胞反応の完全な特定または解決に必要な解像度が得られない場合があります。さらに、化学療法などの他のがん治療と併用したLong-Termアッセイの活用で、有効性の向上が期待できます。

2D OncoSignature™ Long-Termアッセイスクリーニングサービスの主な用途
  • はるかに高い解像度での感受性細胞や耐性細胞の同定による薬剤応答の研究
  • お客様の候補薬剤(単剤)または併用薬剤に対する患者層別化の支援
  • 長期間にわたる併用薬剤の同定による長期間作用する特定の薬剤クラスの開発支援