機能ゲノミクススクリーニングは、1度の実験で数千の遺伝子またはDNA標的を調べ、遺伝子パスウェイ、細胞プロセス、作用機序、新規治療標的を同定し、既存または潜在的な治療薬を遺伝学的にプロファイリングします。この情報は、細胞株の開発のサポート、作用機序の解明、患者層別化の促進、あるいは新しい治療パラダイムの探求に用いることができます。
CRISPRノックアウト、CRISPR遺伝子転写活性化、CRISPR遺伝子転写抑制、RNAi技術の統合ソリューションにより、当社のスクリーニングポートフォリオは、完全な機能ゲノミクススクリーニングプラットフォームをご利用いただくことができます。当社のスクリーニングプラットフォームは、細胞株または初代培養を用いて、プール化、アレイ化、そしてシングルセルスクリーニングまで、柔軟なライブラリー技術とフォーマットで実施することができます。ライブラリーは、個別で使用することも、2つ以上を組み合わせて使用することもでき、またさまざまなアッセイのリードアウトと組み合わせて使用することもできます。

アレイ化スクリーニング

化学合成CRISPRおよびsiRNA試薬を使用して、1ウェル1遺伝子で、多数のまたはマルチプレックスのアッセイリードアウトにより解析します。

プール化スクリーニング

1チューブで多数の標的遺伝子に対応したレンチウイルスCRISPRko/i/aライブラリーを使用し、高度にマルチプレックスされたプール化スクリーニングを行います。

CRISPRノックアウトスクリーニング

遺伝子機能探索/創薬標的の発見/患者層別化 当社独自のアルゴリズムで最適化されたガイドRNAによりライブラリーの特異性を確保します。独自の研究プロジェクトに利用できるカスタムサービスもご委託いただけます。

シングルセルCRISPRスクリーニング

プール化CRISPRスクリーニングとそれに続く単一細胞解析により、治療反応の基盤となる遺伝的相互作用を同定します。

CRISPRaスクリーニング

CRISPR遺伝子転写活性化スクリーニングは、内在性発現メカニズムを使用した一過性の機能獲得スクリーニングが可能です。

CRISPRiスクリーニング

CRISPR遺伝子転写抑制スクリーニングは、CRISPRガイドシステムの正確性を基に、一過性の機能喪失スクリーニングを行います。

標的同定のためのマルチプラットフォームで行う細胞ベーススクリーニングの活用

機能ゲノミクスおよび細胞パネルスクリーニングを活用することで、遺伝子標的をより明確に同定し、標的同定プロセスを改善することができます

がん細胞のレスポンスに関するハイスループットプロファイリングにおけるハードルの克服

治療標的の探索、患者集団の同定、MoAの解明、薬剤の組み合わせの調査、薬剤耐性と感受性の解明など、FGSとCPSがどのようにハイスループットなソリューションを提供するかについてのケーススタディ

マルチパラメータースクリーニングと創薬研究との関連性

創薬パイプラインにおけるマルチパラメータースクリーニングの重要性と、それのプロセス全体へのスピードアップへの効果をご紹介します。

RNAベースの免疫細胞スクリーニング

初代ヒト免疫細胞のスクリーニングサービス 臨床的に関連する生物学的質問をin vitroで解決します。

スクリーニングライブラリー

お客様のニーズに合わせた柔軟な拡張性

CRISPRおよびRNAiライブラリーの全ゲノムまたは遺伝子ファミリーカタログからご選択いただけます。またはプール化またはアレイ化カスタムライブラリーを作成してください。

CRISPRベースの機能ゲノミクスが創薬にどのような変革をもたらすか

機能ゲノミクスが、研究者のさらなる探求を可能にし、創薬の前臨床においていかに重要なツールとなっているかを探ります。

FGSがどのように標的同定を改善し、薬物応答メカニズムの理解に役立ち、in vivo腫瘍生物学に使用されているかをお読みください。

App note:創薬を前進させるCRISPR-Cas9スクリーニング

CRISPR-Cas9がどのように創薬研究を前進させる強力なアプローチであるかについて、こちらをご一読ください。様々なオプションと考慮点を探ることで、ニーズに合った正しいスクリーニングアプローチを選択することができます。

siRNAスクリーニング

siRNAスクリーニングはCRISPRスクリーニングよりも短期間で効率的に結果を得られます。

Dharmacon Reagentsは、siRNAの開発、設計、化学合成における世界的リーダーとして20年以上の実績があり、その経験値に基づいたスクリーニングを行います。。

App note: Whole-genome CRISPRa screening

ヒト全ゲノムCRISPRaプラットフォームを紹介しています。機能喪失スクリーニングで同定されたものと相補的な耐性遺伝子を同定する際の有効性を示します。転写を数桁強化できることから、CRISPRaによる機能獲得プラットフォームに基づいて耐性メカニズムを探索することができます。

CRISPR スクリーニングの活用による遺伝子と表現型の関連付け

ワークフローで使用可能な複数のCRIPSRスクリーニング技術とその利点に関する文献レビューをお読みください。

CRISPRテクノロジーによる機能ゲノミクススクリーニング

CRISPRスクリーニングと技術についてはこちらから
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